1988-10-11 第113回国会 衆議院 本会議 第11号
そのような情勢の中で、反安保闘争の先頭に立たれた社会党浅沼委員長が、池田総理の目の前で、右翼少年の凶刃によって刺殺されるという、天人ともに許さざる政治テロが行われたのであります。当時、私たちにとって、平和、民主主義、基本的人権尊重の理念を凝集した日本国憲法こそ最高の価値であり、政治の原点まさにここにありとの確信に燃えておりました。
そのような情勢の中で、反安保闘争の先頭に立たれた社会党浅沼委員長が、池田総理の目の前で、右翼少年の凶刃によって刺殺されるという、天人ともに許さざる政治テロが行われたのであります。当時、私たちにとって、平和、民主主義、基本的人権尊重の理念を凝集した日本国憲法こそ最高の価値であり、政治の原点まさにここにありとの確信に燃えておりました。
そうしたところが、大分県の警察本部から、嶋中事件の起こった前後ですが、右翼少年が東京に上京した、その動向を注意してほしいという意味の手配が警視庁にきたようです。そこで警視庁は目黒高校に行ってそういうことを調査したらしいのですね。で、合格して合宿しておったのに、それが直接原因となって、目黒高校から合格を取り消されて、本人は郷里の大分県に帰っていったわけですね。こういうことが伝えられているわけですね。
そこで私は、今回のこうした少年犯罪がやかましく言われ、特にそのうちいわゆる右翼少年によるところのテロ行為というものが、言うならば世間の注視を浴びて、今日のような政治不安をかもし出しておる直接の原因である。
○宇野委員 現在まだ相当数の家出右翼少年があるとか、あるいは現に愛国党に所属しておる少年諸君の中にもそういうふうな虞犯少年に値すると思わしき者がおりますかどうですか。
(拍手) さきに、一右翼少年が、三党首立会演説中の浅沼前社会党委員長を、白昼、大衆の面前において刺殺するという不祥事件を発生せしめ、世間に一大衝撃を与え、その悪夢のさめやらぬ今また、年令も同じ十七才の少年が、中央公論社社長嶋中鵬二氏宅を襲撃し、罪とがもない、無抵抗の女性で、何のかかわりもない、丸山かねさんを刺し殺し、さらに、嶋中氏夫人に重傷を負わしめるという、重ねての不祥事件を発生せしめましたことは
○向井長年君 私は、民主社会党を代表いたしまして、一昨日起こった右翼少年による嶋中夫人並びに丸山さんの殺傷事件について緊急質問を行なわんとするものであります。 最近における暴力事件の発生は年ごとに増加の一途をたどり、昭和三十四年では昭和二十三年に比しその数は三倍に達し、さらに昭和三十五年では昭和辛十四年のそれをはるかに上回る数字を示しておるのであります。
本月の一日午後九時十五分ごろ、新宿区の砂土原町一の二、中央公論社社長嶋中鵬二氏方におきまして、嶋中氏の夫人と同家の手伝い丸山かねさんの二人が右翼少年に刺されました。丸山さんは即死し、夫人は二カ月の重傷を負うという事件が発生いたしました。犯人は小森一孝という十七才の少年でございました。事件発生直後より鋭意捜査に努めて参りました警視庁陣によって二日の朝逮捕されたのであります。
○吉田法晴君 今の説明を聞くと、遺書を書く、あるいは七生報国といったような右翼少年ですか、右翼的な信念については、鑑別の対象としてキャッチしなかった。従って自決をするかもしれぬという点もわからなかったという点はお認めになった。見ているべきではなかったかというお言葉がありましたが、その心情、あるいは間違った信念ですけれども、人を殺してもそれが正しい。
暴力排除に関する決議案 今回、淺沼日本社会党委員長が一右翼少年によつて襲撃され、不慮の最期を遂げられるなど最近続発せる右翼のテロ行為にかんがみ、政府は、その動機、背景その他を厳重に調査し、この種不祥事件が再びくり返されないよう万全の措置を講ずべきである。 およそ暴力は、その原因や理由のいかんを問わず、平和と民主主義を破壊する最大の適である。
大橋 武夫 久野 忠治 山本 幸一 加賀田 進 阪上安太郎 菊地養之輔 坂本 泰良 伊藤卯四郎 春日 一幸 門司 亮 田中幾三郎 大貫 大八 賛成者 纐纈彌三外四十四名 ————————————— 暴力排除に関する決議 今回、淺沼日本社会党委員長が一右翼少年